機能性ディスペプシア
機能性ディスペプシアとは
機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや吐き気、胃もたれ・胸やけなどの症状が続くのにも関わらず、病院の検査では異常が認められない時に診断される病気です。
10人に1人が機能性ディスペプシアになっているとされている調査もあるくらい身近な病気なのですが、その割には知名度は高くありません。
実は日本で正式な診断名として認められたのは2013年で、以前はストレス性胃炎や神経性胃炎と呼ばれていたものになります。
ディスペプシアとはもともと消化不良を意味するギリシャ語で、様々な消化器系の不調を広く表すあいまいな用語として使われていました。
最新の定義としては、①食後の胃のもたれ ②早期満腹感 ③みぞおちの痛み ④みぞおちの焼ける感じの4つのうち、少なくとも1つ以上の症状があり生活に悪影響を及ぼしている。加えてその症状が6か月以上前からあり、3か月以上持続している状態とされています。
当院の取り組み・治療
病院ではピロリ菌の除去や胃酸分泌抑制の為に薬で治療を行うのと、生活習慣・食生活の指導をされる事が多いでが、検査で見つかる原因がないのが機能性ディスペプシアなので、薬で症状が良くなるとは限りません。
また一時的に症状が緩和されたとしても治すための薬ではないので、飲むのをやめるとくり返し辛くなるという事も多いです。
東洋医学ではこうした原因の分からない不調に対して、全身の働きを見て治療を行い、機能を正常にさせる事で症状を緩和させていきます。
機能性ディスペプシアの場合でも、胃腸の働きを整え、自律神経の乱れを改善し、不快感を減少させる事が可能です。
また胃腸の不調が続くと体にとって必要な栄養素などの摂取が減り、他の不調にもつながってしまいます。
どのくらいの期間悩まれていたかなどで改善までの時間は変わってきますが、まずは当院へご相談いただければと思います。
ご予約はお電話(04-2946-7941)の他、ネット予約からも受付けています。