突発性難聴
突発性難聴とは
突発性難聴は前触れなく急に耳が聞こえなくなる難聴で、両側に起こる事もありますが、多くの場合は片側の耳だけに症状が現れるのが特徴です。
また難聴だけでなく、耳鳴りや耳閉感、吐き気やめまいを伴う事もあります。
突発性難聴の原因は未だ解明されておらず、ウイルス感染、内耳の循環システムの障害、ストレスや過労による免疫力の低下などが原因ではないかと考えられています。
病院ではステロイド剤などの服薬による治療が行われますが、原因が明らかでないので治療法も確立されていません。
そのため治療を行っても、完治する人が1/3、良くなるが症状が残る人が1/3、あまり変わらない人が1/3とされています。
発症から2週間以上経過すると症状が固定化する(治りが悪くなる)と言われているので、症状が現れたらできるだけ早く病院を受診しましょう。
当院の取り組み・治療
突発性難聴は早く治療する事が大切であり、病院での治療と併用して鍼灸治療を行う事で、より改善しやすい状態が作れると考えています。
当院では内耳の血液循環を良くする事と、ストレスや過労による体への負担を軽減させる治療を行います。
突発性難聴に限らず、耳の症状に悩まれている人は首や肩がこっている事が多いです。
これらのこりは血流の悪化へと繋がり、内耳の血液循環にも影響を与えます。
そのため筋肉の緊張を緩める必要がありますが、鍼灸では表層の筋肉を緩めるのではなく、全身のツボを使い内側から改善させていきます。
ストレスや過労は「腎」という機能に負担をかけやすいです。
西洋医学でいう腎臓とは少し違うのですが、東洋医学では腎が耳を司るとしていて、腎の働きを正常にする事で耳疾患の改善へと繋がります。
またお体の状態を診て、必要であれば免疫力を高める治療や自律神経を整える治療も加えていきます。
突発性難聴の原因は人によって違いますが、足りない力を補い、過剰な部分は取り除き、体が持っている治癒力を高める事で症状の改善を目指していきます。
突発性難聴でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談下さい。
ご予約はお電話の他、ネット予約からも受付けています。